一流に共通するゴールから逆算する(逆算思考)人生の送り方

私の場合は何度か起業に失敗してその原因が何であったのかを検証することで学べたことがいくつかあります。
その中に、「逆算思考」「積み上げ思考」の違いがあります。

私の今までの人生で強烈な後悔としてあるのは、ゴール(目的)から逆算思考で人生を送ってこなかったということです。
「逆転思考」というと仕事の進め方として捉えている方も多いと思いますが、
私は人生の進め方としても使った方が良いと考えています。

何故かというと、一流と言われる人、例えそうでなくても、人生でそれなりの成果を出している人は、人生の中に幾つかのゴールを設定して、そこから逆算で生きているということです。

もちろん、生まれて直ぐに、ゴール(目的)をもって生きて行く人はいないでしょう。
ゴールそのものも、長期的、中期的と人によって違っています。
でも、ゴールを持つ人とそうでない人には、収入などの成果だけでなく、幸福度にも大きな差があると言ってもいいです。

一流の人は逆算思考で人生を設計している

大リーグのイチロー選手のように小学校のころからプロ野球選手というゴールから逆算思考で生活している人もいれば、
それまでは目的無く過ごしていて、30歳過ぎてから、変わったという人もいるかも知れません。

スティーブン・ジョブズは、30歳でアップル社を実質クビになった後、無職の数か月で自身の目的を再確認したと言っています。

でも、さすがに35歳過ぎてもゴールのない人生を生きている人は一流になるのは諦めた方が良いかも知れません。

もちろん、普通の私たちには人生という大きな課題に取り組むのに逆算思考を当てはめるのは難しい部分もあります。

そのそも、親を含む日本の社会そのものが、そういう生き方を推奨していないという現実があります。

そんな中で、私たちは...

  • やりたいことが分からなかったり
  • 自分には何が向いているのか分からなかったり
  • 得ている情報が正しいかすらわからない状況にあります。

一部では使っているのに大きなスパンでは使えていない

反面、ほとんどの人は逆算思考を人生の一部は取り入れているのも事実です。
高校受験や大学受験や就職で成果を出せている人は逆算思考が出来ているからです。
仕事に必要な資格試験の合格もそうでしょう。

でも、希望校に入るというゴール(目的)に向かって逆算で勉強して成果をだしている人
また、就職というゴールも達成できた人。

そういう人が、希望校や就職先の選択自体は逆算思考でなかったりします。

とにかくみんなが進学するから、就職するから、自分も...とか
「あなたの学力にあった学校はここ」...とか
で、自分の意思とは関係なく学校や就職先を決めているわけです。

やっぱり、ここに普通の人と一流の人の違いがあります。

今でもそうなかどうかわかりませんが、もう、20年も前に聴いた話しです。
全国でも有名な進学校、私の住んでいる神戸では「灘高」ですが、東京の「開成高校」などですね?

彼らは単に頭がいい、勉強ができる、ということではないようです。
社会の構造をよく知っていて、東京大学のような一流大学に入ることの意味を理解していて、通過点として考えているということです。
つまり、一流大学に入学したその後まで見据えて、その高校を選んでいるということです。

彼らのやっていることは当に、ゴールからの逆算思考です。

30歳過ぎてもゴールが定まらないのは何故なのか

イチロー選手や灘高生のように10歳代、またその前から逆算でゴールに向けて人生を送っている人もいます。
しかし、私のように50歳を過ぎてから、そういうことに気が付く人がもいます。
更に一生そんなことを考えることがない人もいます。

なぜ、こんなことになってしまうんでしょうか?
なぜ、みんなゴールを見つけられなかったり、見失ってしまうんでしょう。

人生にゴール(目的)を設定できる人はどんな人でしょうか?

  1. 主体性がある人です。他者に依存的な人は、ゴールの設定は難しいです。
  2. 勝ち負けや、他人との比較が意識の中心にある人は、本当の自分のゴールを見つける事は難しいです。
  3. 他者目線で生活している人は、他人のゴールを自分のゴールを勘違いしてしまうことが多いです。
  4. 自分の劣等感を埋めるための目的は、本来の自分の目的とはかけ離れています。

私たちは親や学校から教育を受けて育ちます。

  • 親が他者との比較を意識してばかりいる。
  • 学校では同じ年齢の子供がひと固まりで比較されて育つ。
  • テレビなどのマスコミは他人との比較をネタに番組をつくります。

常に主体性はなく、優劣のみが取りざたされた情報の中、または環境のなかで多くの人が生活しています。
そこでは、自分が何をしたいかでなく、「あの人より優位であること」が重要です。

社会がゴールを見せてくれない

これは、ある意味、社会に仕組まれていると言っても良いかも知れません。

私は学校を出て会社に就職し仕事をこなしてきましたし、取引先の会社の役員や社長などとも話す機会がそれなりにありました。
でも、その中でこういった課題に出くわすことはありませんでした。

きっかけは、起業して失敗して更にやり直そうとしても上手く行かなかった。
「それがなぜかを知りたい!」と思わなければ、今、ここに書いているる課題に向き合うことも無かったでしょう。

つまり、私たちが関わっている8~9割以上の「その他大勢」は「ここ」に目を向けていないのだと思います。

1割のゴール(目的)を明確に持っていて、そこに向かって逆算で進んでいる人や組織、
9割のそれを持たない「その他大勢」

1割の人や組織にとっては、9割の人達がいることは都合が良いかも知れません。

自分を取り戻すことの重要性

以前の記事でも書きましたが、人が主体性をもてるか、依存的であるのは、各々のパーソナリティ特性です。
そもそも環境より遺伝的要素が大きいです。

でも、一人では難しくても、私たちは環境によって自分をある程度変えることが出来ます。
これはプラス面でもマイナス面でも言えることですが...
所詮人は、環境の奴隷だということです。

同じ奴隷なら、プラス面の組織やコミュニティに属したいですね。

でも、多くの会社などの組織やその経営者は、目指すゴールも無く、育てたい文化も無く、只々売り上げや利益を上げることに意識を向けています。
残念ながら、そこに意識を向ければ向けるほど、そのことは上手くは行きません。

なぜなら、お金を稼ぐという目的からは、先月より多く、前年度より多く、競合より多く、という比較対象でしか成り立たないからです。
お金は、確かに重要です。 しかしお金は目的を達成するためのツールでしかありません。

大工さんのノコギリと同じです。 良いノコギリがあれば良い仕事が出来ます。
ビジネスでお金があれば、無いよりずっと良い仕事ができるでしょう。
大工さんは、良いノコギリを手に入れることを目的にしないと思います。 あくまでも人に歓ばれる良い仕事をするためですよね。
これは個人の収入でも同じことです。

話しをもとに戻すと、私たちが普通に行動していると、こういう人や組織としか出会えません。

意識して目指すゴールや、育てたい文化のある組織に半身でも身を置くこと
これが、主体的に自分のゴールを設定してそれに向けて逆算で進む唯一の方法です。

つまり、それは自分の人生を取り戻すことでもあります。

まとめ

  1. 逆算思考は仕事の進め方でなく人生の進め方。
  2. 一流の人達はゴールから逆算で人生を進めている。
  3. ゴールが見えてこない、見失ってしまうのは私たちの育った環境にも問題がある。
  4. 私たち、その他大勢は、1割の目的をもった人達には都合が良い存在だ。
  5. 遺伝的にゴールが持てない人でも環境の力を利用すれば変われる。
  6. 意識しなければ9割(その他大勢)環境にしか出会えない。
  7. 良い環境に身を置いて、自分の人生を取り戻そう。

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ABOUTこの記事をかいた人

黒田 秀明(くろだ ひであき) <経歴> 高等専門学校を卒業 エンジニアとして 外国航路の船員として就職するも2年で退職 フリーターを経て 機械部品の専門商社へ就職 サラリーマン生活を15年 その後取引先の社長と共同出資の会社を立ち上げたが 5年で先が見えず挫折 再就職 現在、再び船舶エンジニアとして人材不足などの問題に取り組んでいる。 副業では生産工場管理データシステムのエンジニアとしてもサービスを提供 <経験したこと失敗談> サラリーマン時代は、ベンチャー部門の立上げに関わり、新規ビジネスの開拓と業務のシステムまで立ち上げたが、あえなく失敗、部門の閉鎖と共に退職。 独立してからはクライアントの機械製造メーカーの業務管理データベースシステム開発を担当 海外繊維製品生産に関わり商品サービスの営業と自社の業務改善に取り組んできた。 煩雑で「めんどくさい」、「ややこしい」ことが大嫌いで そういった仕事の悩みを的確かつ実用的な簡素化したシステムに置き換えることを得意としてきた。 しかし、独立後もサラリーマン時代と同様、業務を軌道に乗せることが出来ず挫折。 ストレスから動悸とめまいの毎日から逃げるように経営から手を引いた。 2度の挫折、 再就職先でのパワハラ 度重なる苦悩を経験したことで、その後、徹底的にメンタル、知識、スキルの弱点強化に取り組んだ。 今までの弱点を強みに変えて業務改善だけでなく、 組織運営、人材育成、メンタル・能力開発 などの悩みに共通のボトルネックを見出し的確で実用的な問題解決策を提示出来る。 その後はこの強みを活かし最速3年で上級職に キャリア30年の先輩と給料を含め同等の仕事をこなす現在 人材不足の問題に取り組み適正人材の採用から高速キャリアップのシステムを内外に提案中 <信条> 敬虔な仏教徒として20年間精進、2007年に得度を受戒