世の中の80%は残念なリーダー、あなたがそうにならないため出来る事

あなたが、「残念なリーダー」にならないために必要なこととは何でしょうか?
それは、知識やスキルを磨き、リーダーシップ発揮することだとあなたは思っているかも知れません。
残念ながらそんなことは「枝葉」でしかありません。

本当に必要なのは「自己認識力」です。

つまり、自分のことを解っているかどうかです。

そういうと、あなたは
「な~んだ、そうなんことか...」
「自分のことは自分が一番よく知っているよ」
と言うかも知れません。

しかし、
5000人の対象者を2014年から約3年かけて行った大規模な調査の結果。

自分で自分のことをよく理解していると答えた人はなんと 95%
ほとんどの人が「自分のことは自分が一番よく知っているよ」と言ってそれを疑ってもいないことが分かりました。

しかし、その中で、本当に自分ことを理解しているかどうかのチェックに合格したのは僅か10%~15%だったのです。

つまり、世の中の80%以上の人は自分の事を理解できていどころか、
”自分の事を理解できていないこと”すら分かっていないということです。

あなたの、まわりを見渡しても、まともなリーダーがいないということがこれでよく理解できませんか?

組織心理学者でありエグゼクティブコーチの ターシャ・ユーリック博士がこれらの調査を行った結果が「Insight」という本になって出版されています。

「ま、自分は自分のことちゃんと理解してるから、その10%~15%に入っているよ」

という人はこの記事を読む必要はありませんが、ちょっと不安になった方は是非この記事を参考にしてください。

自己認識力の種類には2つあるということ

かくいう、私自身も自己認識が出来ていない、残念な人の一人だったのですが
自己認識について勘違いしていた部分も多々ありました。

私は、このブログでも自己認識の重要性について書いていますが、実際のところ片手落ちだったんです。

それは、自己認識力には2つあるということを理解していませんでした。

内的自己認識力
外的自己認識力

実は最近まで、私は「内的自己認識力」のみに目を向けて来ました。
でも、実際には、「外的自己認識力」はもっと重要で、これは一人で頑張っても高めることは出来ません。
残念なことにこれらの2つは相関関係がなく、内的自己認識力が高くても、外的自己認識力が高くなることはないというではありませんか!

内的自己認識力は自分自身を理解する力

私は内的自己認識については、以前からかなり意識していて、そのことには自分でもそれなりに取り組んで来ました。。

それは、ジャーナリング(感情日記)などのワークで自分の感情や自動思考を把握し、不要な信念や価値観を修正したりすること、
マインドフルネス瞑想などによるストレス耐性を高めることなどです。

自分のパターンを知ると同時に、それを「コラム法」などの方法でコツコツ修正することは、人間関係や生きにくさを改善するのに非常に有効です。
また、これはEQ(EI)の向上にも繋がります。
ストレスが軽減することで、仕事などのパフォーマンス改善することも分かっています。

これ以外にも内的自己認識は、カウンセリングやセラピーなどを利用したりすることでも高めることが出来ますし、
更に加えるなら、コアトランスフォーメーションなどのワークを実践することで自分のコアを知ることもその一部になります。

ユーリック博士によると内的自己認識は、自分自身の価値観、情熱、願望、反応(思考、感情、態度など)、他者への影響力を明確にとらえているかどうかだとしています。
これは、概ね私が考えていたことと相違は無いように思います。

外的自己認識力は他人が自分をどう見ているのかを理解すること

ユーリック博士が言うには、先にあげたワークなどで自分で自分のことを認識するのもいいが、もっと良い方法あると言います。
それは、他人の目から見た自分がどういう人なのかを第三者から教えてもらうということです。
確かにその方がもっと客観的に自分を判断できるように思いすよね。

要するに他人から、自分や自分の行動に対するフィードバックをもらってそれをしっかり受け止めろということです。

「ごもっとも!」としか言いようがありません。

確かに自分の先にあげたように価値観や情熱や反応につては、自分で認識すればよいのですが、
外的自己認識はどちらかというと、自分の能力などの認識や評価、一緒に仕事する人間としてふさわしいかどうかなどでしょう。
これは自分より他人に聴きなさいということです。

自己評価が高すぎる残念な人達

以前にも記事で書いた「認知バイアス」が、自分の能力を実際より高い評価をしてしまうことも分かっています。

「ダニング=クルーガー効果」という2人の心理学者にによる研究理論はご存知でしょうか?
実際の研究でテストされたのは、ユーモアセンス、文法知識、論理的推論の能力についてです。

”能力の低い人ほど根拠のない自信に満ちている”

つまり、多くの人が自分の能力を実際の能力以上に過剰に評価しているという研究結果があります。

自分はたいして仕事も出来ないのに、さも自分は仕事が出来るような口ぶりで、自分以外の人の評価を平気でする人達です。

ユーリック博士はこれと同様に「自己認識力」についての自己評価を約5000人を対象に調査したと言います。
それが文頭に示した調査結果です。

80%以上の人が自己認識が出来ていないのもかかわらず、出来ていると思っているという恐ろしい結果になっています。

あなたは、自己認識力が備わった10%~15%の中に入ることが出来るでしょうか?
私はほんの数か月前まで、間違いなく80%の人達と同じ状況でしたが、今もそこから抜け出しているとは言い切れません。

リーダーの評価と自己認識力の相関関係

組織の中では、上司(リーダー)の自己認識(主に能力などに関する外的自己認識)と、部下の上司に対する認識が近いほど上下の関係が良好だということが調査により分かっています。
つまり、上司の自己認識力が高いほど部下は上司に対する満足度が高く、有能な上司として見る傾向があるということです。

外的自己認識力は他者の視点に立つ能力とも言えます。
上下に関わらず、まわりからの評価や意見を受け入れて、自分の言動や考えが他者からどう見られているのかを理解する能力です。

残念なことに、経験が豊富であること、権力を持つことは、自己認識の妨げになることが多いといいます。
調査によると経験豊富なマネージャーは経験の浅いマネージャーより、リーダーシップの自己評価の精度が低い傾向にあります。

2つの自己認識力を高める方法

調査では2つの自己認識力に相関関係はないとありますが、
私の個人的な意見では、全く相関関係がないということではないと思っています。

そういう意味では私の紹介する「自己認識力アップの方法」はユーリック博士が言っていることと少し違うのかも知れません。

内的自己認識力はメンタル改善

先ずは、あなたに「内的自己認識力」を磨くことからスタートすることをお勧めします。

私のいう「内的自己認識力」とはメンタル改善です。
自分の日常の出来事であなたが、感情が動いたり、反応することに目を向けること、特にネガティブな出来事での反応が重要です。
先に書いた感情日記やそれを発展させた「コラム法」などは、自分のパターンに注目してそれに気付くことが出来ます。
自分のパターンに気が付けば、その中で、マイナスになるパターンを修正することも可能です。

パターンとは「自動思考」や「認知の歪み」をいいますが、こういった習慣を生活の中に取り入れコツコツ続けることでメリットが実に大きいのです。
これらは「認知行動療法」という心理療法の一部ですが、うつ病やパニック障害の治療としても用いられるだけではありません。
Google社がマインドフルネスとして社員の能力アップやストレス耐性強化のために提供しいますし、
学校での成績や職場でのストレスなどに対する研究結果も豊富で、メンタル改善には最も権威のある方法です。
効果としては

ストレス耐性が高まる
EQ(心の知能指数)がアップする
コミュニケーションや人間関係が改善する
仕事などのパフォーマンスがアップする

どうでしょうか?
やらない手はありませんよね。
詳しいやり方はこのブログでも紹介する予定です。

外的自己認識力は内的自己認識力がベースになる

それをある程度進めたうえで、今度はフィードバックをもらえる環境に身を置くことです。
そうしないと、いきなりあなたの現状を、友人や家族から突き付けられても、それをあなたが受け入れられない可能性が高いです。
つまり「内的自己認識力」が高まり、メンタル改善がなされると、他者からのフィードバックを取り入れやすくなるということです。

「フィードバックをもらえる環境に身を置く」とは、
信頼できる人にフィードバックをもらえるようにお願いすることや、そういったコミュニティに参加する事でしょうか?
可能であれば、コーチを雇うことも良いでしょう。

でも、あなた自身に人の言葉を受け入れる器なければ、これも無駄になります。

あなたの自己認識力を知るインサイト・クイズ

先ずは、こちらのURLからあなたの自己認識力を調べてみてください。
最初にあなたが答えて、あなたのことをよく知っている友人または家族にあなたのことについて同じ質問を答えてもらうことでテスト結果がダウンロードできます。

インサイトクイズ はこちらから >>

ターシャ・ユーリック博士のTEDトークはこちら

まとめ

  1. あなたは決してあなた自身のことを正確に認識できていない。
  2. 自己認識が出来ている人は極わずか。
  3. 自己認識力には内的自己認識力と外的自己認識力がある。
  4. リーダーにとって自己認識力は重要な能力。
  5. 内的自己認識力を最初に鍛える。
  6. 内的自己認識力はメンタル改善と繋がっている。
  7. 外的自己認識力は自分にフィードバックをもらえる環境に身を置くこと
  8. フィードバックを受け入れる器はメンタル改善で作られる。

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ABOUTこの記事をかいた人

黒田 秀明(くろだ ひであき) <経歴> 高等専門学校を卒業 エンジニアとして 外国航路の船員として就職するも2年で退職 フリーターを経て 機械部品の専門商社へ就職 サラリーマン生活を15年 その後取引先の社長と共同出資の会社を立ち上げたが 5年で先が見えず挫折 再就職 現在、再び船舶エンジニアとして人材不足などの問題に取り組んでいる。 副業では生産工場管理データシステムのエンジニアとしてもサービスを提供 <経験したこと失敗談> サラリーマン時代は、ベンチャー部門の立上げに関わり、新規ビジネスの開拓と業務のシステムまで立ち上げたが、あえなく失敗、部門の閉鎖と共に退職。 独立してからはクライアントの機械製造メーカーの業務管理データベースシステム開発を担当 海外繊維製品生産に関わり商品サービスの営業と自社の業務改善に取り組んできた。 煩雑で「めんどくさい」、「ややこしい」ことが大嫌いで そういった仕事の悩みを的確かつ実用的な簡素化したシステムに置き換えることを得意としてきた。 しかし、独立後もサラリーマン時代と同様、業務を軌道に乗せることが出来ず挫折。 ストレスから動悸とめまいの毎日から逃げるように経営から手を引いた。 2度の挫折、 再就職先でのパワハラ 度重なる苦悩を経験したことで、その後、徹底的にメンタル、知識、スキルの弱点強化に取り組んだ。 今までの弱点を強みに変えて業務改善だけでなく、 組織運営、人材育成、メンタル・能力開発 などの悩みに共通のボトルネックを見出し的確で実用的な問題解決策を提示出来る。 その後はこの強みを活かし最速3年で上級職に キャリア30年の先輩と給料を含め同等の仕事をこなす現在 人材不足の問題に取り組み適正人材の採用から高速キャリアップのシステムを内外に提案中 <信条> 敬虔な仏教徒として20年間精進、2007年に得度を受戒