コーチングを学ぼうとしている人に、一言いいたいことがあります!

コーチングというと、あなたは、どんなイメージを持っているでしょうか?
コーチングで多くの問題が解決されると思っていますか?
それとも、そんなものは「エセで、うさんくさい」と思っているでしょうか?

「コーチングは素晴らしい!」

「コーチングなんてクソ!役に立たない。」

どちらにしても、一方に偏って考えているとしたら
それは、視点が低い見方かもしれませんね。

あのGoogleがマネージャーの行動規範として一番にあげているのが実は

「良いコーチである」

ということのようです。
参考: マネージャーにコーチングを指導する https://goo.gl/q8bXkj

これをそのままうのみにすると、「やっぱり、コーチングスキルが重要なんだ!コーチングってスゴイんだ!」
と思い込んでしまう人達がいます。

でも、一つ言えることは、ちまたで、コーチングのスキルを身に付けようとしている人の多くが「勘違い」している。
と思えてなりません。

ですから、そういう「勘違い」コーチからコーチングを受けても意味がなかったり、役に立たなかったりする。
というのは現実問題としてありそうですね。

コーチングというものの正体

日本でコーチングと言えばICF(国際コーチ連盟)が有名ですが、これは元々アメリカの自己啓発セミナーを起源としている流派のようです。
それ以外にNLP(神経言語プログラミング)に基づいた流派もありますし、心理学や心理セラピーが基になっている流派もあります。
とにかく、コーチングに関しては組織や流派がたくさんあって、それぞれの成り立ちがバラバラですね。

「うさんくさい」という人の多くはこうった、「実態のわからない部分がある」というのが理由なのかもしれません。

流派が色々あってそれぞれのベースがあるという観点からコーチングを考えて見ると私の中でこういう会話が出てきました。

A君
コーチングって何なの?
B君
一種の指導スタイルだよ。教えるんじゃなくて、質問して相手から答えを引き出すやり方だよ。
A君
なるほどね。質問で導くというのがポイントだね?
B君
そうなんだ、ベースにあるのは、心理セラピーのプロセスや問題解決のための思考プロセスやフレームワークなんだ
A君
じゃあ、そういったベースにあるプロセスをもとに、質問して相手から答えを引き出すってこと?
B君
そうだよ
A君
じゃあ、ベースのプロセスやフレームワークを知っていなければどうにもならないよね?
B君
そう、要はそれを知ってればコーチングは出来るってことさ

どうでしょうか?B君の言っていることって間違ってますかね?
コーチングって単なる「指導のスタイル」と思うのですが違いますか?

教えるのではなく、答えを引き出す指導のやり方、単に「そいういうスタイル」ということではないのでしょうか?

必要なのはコーチングという指導スタイルではなく、そのベースにあるフレームワークや思考プロセスだと思うのですが...
または、心理セラピーのようなものかもしれません。

ベースを外して上っ面のコーチングだけを切り取って、それに自体に人を導くスキルという実態があるんでしょうか?

でも、ベースを外して、上っ面のみのコーチングが独り歩き始めているようです。
さも、コーチングそのものに実態があるようにです。

なぜでしょうか?
そこにはなにか、「まやかし」がありそうですね。

自己啓発からコーチングという流れ

「人の役に立ちたい」というのは人間の本質ではあります。
しかし、まわりを見回してもて、
自分の価値を認めてもらいたい「承認欲求」と「人の役に立つ」ということを混同してしてしまっている人が多いように思います。

つまり、自分の「承認欲求」を満たすために、コーチやカウンセラー、になろうとする人達です。
「人の役に立つ」という実感を得たい。
それで、自分の存在価値を認めてもらいたい、承認されたい。

こういう人達は残念ながら、コーチングをビジネスにしている業界の「カモ」でしかありません。

自己啓発セミナー
コーチングスクール
カウンセラー養成講座

一般的にこれらのマーケットの対象は「自分自身への不満」や「心の闇」を持つ人達です。

そういう人達が、自己啓発セミナーに参加すると、そのセミナーのスタッフやボランティアで参加しているメンバーに出会います。
スタッフやボランティアメンバーの多くがコーチングやカウンセリングのまねごとを参加者に披露します。
そして参加者は自分もそれが出来るようにそうなろうとします。

そして、コーチングやカウンセリングを、学ぼうとし始めます。
「きっと、このスキルがあれば人に尊敬されるに違いない!」
という幻想です。

さらに、そういった人たちが学ぶための受け皿が用意されています。
コーチングスクール、資格認定講座のようなものです。

それらには、ある程度、良心的なものもあれば、そうでないものもあるでしょう。

でも、どちらにしても、これは、本人の意識、無意識にかかわらず、スキルを学ぼうとするのは、自分への「不足感」を満たす行為です。
誰かに自慢できるスキルを持ちたいという「承認欲求」です。

でも、こういった本質に本人は気がついていませんから
お金を突っ込むだけで、残念ながら、全く成果は得られません。

実は、これは私自身のことなんです。
かつて、私もコーチングを学ぼうとしていました。
でも、コーチングを学んでもコーチングが出来るようにならないこと気がついてしまったんです。

コーチになるためにコーチングを学ぶというのは極めて低い視点で、それでは一生使えるコーチにはなれないでしょう。
カウンセラーも似たような部類に入るかもしれません。

「コーチになるためにコーチングを学ぶ」
「カウンセラーになるためにカウンセリングを学ぶ」

これって、この方法で本当にあってますか?
発想が極めて短絡的ではないでしょうか?、

「ルサンチマン」の解消がビジネスになる。

あなたは「ルサンチマン」をご存知でしょうか?
お笑いコンビではありませんよ。

ドイツの哲学者、ニーチェ(フリードリッヒ・ニーチェ1844-1900)が提示した概念です。

「弱い立場にあるものが、強者に対してい抱く嫉妬、憎悪、劣等感などのおり混ざった感情」つまり「やっかみ」や「羨ましい感情」ことです。

ルサンチマンを抱えた人は、それを何らかの方法で解消しようとします。

一つはルサンチマンを抱くことになった原因の人などの価値基準に、隷属(れいぞく)し、服従すること
(もう一つの解消方法はここでは割愛させてもらいます。)
言いかえるとマネをする、同じものを手に入れる、というようなことで、それを解消しようとします。
本当は本人には必要ないのに...

  • 友達がブランドのバッグや時計をもっていると自分も欲しくなります。
  • フェラーリが欲しいという人の多くは本当にフェラーリが欲しいのでなく、知っている誰かがフェラーリをもっているからです。
  • ネットで販売されている、投資やビジネスの情報商材は、どんな人を対象とした集客をしようとしているのでしょうか?
  • ネットワークビジネスはどうでしょうか? なぜ、ドレスなどで着飾った人達がドハデに表彰されているのでしょう?

ルサンチマンを解消したい人の多くがこういったものに魅かれるのです。
そして、それを解消するために頑張ります。 努力します。
そして、お金を使います!

つまり、ルサンチマンの解消はビジネスになるんです。

自己啓発セミナーのボランティアスタッフがコーチングのマネごとをして見せたことで、自分もそのスキルを手に入れたくなります。
コーチング資格の認定講座はドハデな宣伝はありませんが、もっと巧妙にあなたの心の隙間に入り込んで来るかもしれません。

コーチングそのものに実態はない

「コーチングそのものに実態はない」ということを既に述べました。
コーチングそのものは単なる、指導方法、指導スタイルだからということも述べました。

つまり、相手に質問を投げかける指導方法で、相手から、答えを引き出します。

質問が重要なわけですよね?

なら、あなたが学ぶ必要があるのは、コーチングではなく、質問を導き出す、フレームワークや思考プロセスです。

  • ビジネスでは色々な使えるフレームワークが既に考案されています、問題解決に役立つものを使えるスキルが必要です。
  • メンタルの指導をするのなら、認知行動療法などの適応思考を導き出す質問とプロセスを学ぶ必要があります。
  • 相手の状況を俯瞰するスキルとして認知科学や哲学の知識が必要です。

こういったスキルがベースにあってコーチングが成り立つわけです。
つまり、コーチングを行うのに必要なのはコーチングスキルではないということです。
言いかえると、こういった複合的なスキルがコーチングに必要だということです。

ではなぜ、コーチングというマーケットがあるのでしょうか?

それは、まさしくルサンチマン解消のためのマーケットとして意図的につくられたものと考えられます。
なぜなら、ルサンチマンを解消するためには、
あなたの「承認欲求」や「心の闇」を埋め合わせするには

「コーチング」という手っ取り早くイメージできるものが必要なんです。

「フレームワークや思考プロセスを学ぶ講座」では見向きもされない
「認知行動療法などの適応思考を導き出す講座」も然りです。
こんな講座は売れません。

まさに「コーチング」しかありません。
実態がなくても、これを前面に押し出せば、イメージが可能だということです。
これなら売れるんです。

どうでしょうか?

ちまたには、現状のネガティブな問題に目を向けず、理想ばかりを聞き出そうとするコーチングがあるようですが、
こういう話しを聞くと私の推測も当たらずとも遠からず...と思います。

現状把握が出来もしないで、ネガティブを無視して、どうして未来を語れるのか?
と言いたいですが...
実態がそのものが、ないのですから、そうなっても仕方ありませんね。

あなたが、本当にコーチを目指すのなら
コーチングを学んではダメです。
そこには実態はありません。

もっと確実な方法は別の記事でお伝えします。
というより、あなたの本当にやりたいことはコーチングですか?

まとめ

  1. コーチングって単なる、指導スタイルということです。
  2. コーチングというものの実態はあってないに等しい。
  3. 承認欲求と心の闇を埋めようと、コーチやカウンセラーを目指す人がいる。
  4. 誰かのルサンチマンがビジネスになる。
  5. 売るためには手っ取り早いイメージが...
  6. コーチングはイメージが重要!実態はない

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ABOUTこの記事をかいた人

黒田 秀明(くろだ ひであき) <経歴> 高等専門学校を卒業 エンジニアとして 外国航路の船員として就職するも2年で退職 フリーターを経て 機械部品の専門商社へ就職 サラリーマン生活を15年 その後取引先の社長と共同出資の会社を立ち上げたが 5年で先が見えず挫折 再就職 現在、再び船舶エンジニアとして人材不足などの問題に取り組んでいる。 副業では生産工場管理データシステムのエンジニアとしてもサービスを提供 <経験したこと失敗談> サラリーマン時代は、ベンチャー部門の立上げに関わり、新規ビジネスの開拓と業務のシステムまで立ち上げたが、あえなく失敗、部門の閉鎖と共に退職。 独立してからはクライアントの機械製造メーカーの業務管理データベースシステム開発を担当 海外繊維製品生産に関わり商品サービスの営業と自社の業務改善に取り組んできた。 煩雑で「めんどくさい」、「ややこしい」ことが大嫌いで そういった仕事の悩みを的確かつ実用的な簡素化したシステムに置き換えることを得意としてきた。 しかし、独立後もサラリーマン時代と同様、業務を軌道に乗せることが出来ず挫折。 ストレスから動悸とめまいの毎日から逃げるように経営から手を引いた。 2度の挫折、 再就職先でのパワハラ 度重なる苦悩を経験したことで、その後、徹底的にメンタル、知識、スキルの弱点強化に取り組んだ。 今までの弱点を強みに変えて業務改善だけでなく、 組織運営、人材育成、メンタル・能力開発 などの悩みに共通のボトルネックを見出し的確で実用的な問題解決策を提示出来る。 その後はこの強みを活かし最速3年で上級職に キャリア30年の先輩と給料を含め同等の仕事をこなす現在 人材不足の問題に取り組み適正人材の採用から高速キャリアップのシステムを内外に提案中 <信条> 敬虔な仏教徒として20年間精進、2007年に得度を受戒